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屋島ケーブル(ケーブルカー)

地図
屋島登山鉄道が運行していたケーブルカーが
平成16年10月15日に休止されていたという
衝撃の情報を得たので現場を訪問しました。

私事ですが、小さい頃に何回も乗ったことがあり、
思い出深いケーブルカーなので廃止は残念。

廃線の場所は、香川の一大観光地である屋島です。

屋島
壇ノ浦の合戦場など源平合戦が行われた場所!
潮の流れが変わると共に攻守が逆転し、
源氏が勝利した海戦の様子が伝承されています。

また、那須与一が扇の的を弓で射た場所としても有名。

しかし、最近は観光客が減ったせいなのか、
周囲に旅館土産屋廃墟が増えてしまい
寂れた印象を受けるようになってしまいました。

屋島山上駅前広場
登山口駅から登山をしつつ探索するのは疲れるので、
山の上へは屋島ドライブウェイを使って車で行きました。
この日は、西風さんと合同探索なので、
車を駅の上と下に振り分けて置いたからできた技です。

ここから山を下りつつ探索開始!

駅前のお土産屋は、すっかり寂れてしまっており
自販機には懐かしめの商品が並んでいました。

山上駅
屋島山上駅は独特な外観をしていて有名。
「駅舎再発見」という本の表紙を飾ったことのある
山上未来型駅舎という物件なのだそうです。

位置は、屋島寺近くの駐車場から徒歩約15分ほどで、
山上の南端に位置していました。
周囲には廃車や産廃の山などが放置されており、
B級スポットとしての地位が確立されつつあります。

ケーブルカーは、災害時に滑り落ちる可能性を指摘された為、
平成25年(2013)1月に登山口駅に降ろされて保存されています。

山上駅 内部
待合室をガラス越しに覗いてみました。

レトロというか、昭和モダンというか・・・
券売機が置かれ、古びた売店が泣けます。

再開へ署名運動もあるようなので再開希望!
とはいえ、屋島ドライブウェイ(有料610円)があるので
ケーブルカーの需要がどれほどあるのか・・・。

実際、1961年にドライブウェイが開通してから、
煽りを受けたケーブルの経営は急速に悪化しました。

山上駅 ホーム
ホームへと通じる通路は開放されており、
現在でも簡単に訪問することができました。

ケーブル特有の設備(制動機?)はもちろん、
車体までもがそのまま残されています。

この車輌は車体番号がNo.2なので辨慶号。
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