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屋島ケーブル(ケーブルカー)

運転台
運転は機械任せのケーブルカーなので簡素。
ハンドルは何のために付いているのでしょうね?

座席もケーブルカーらしく段々になっています。
何も飾り気が無いところに廃線を感じました。

すでに開かないドアも寂しげ。。。

駅標
もう誰も見ていない駅標・・・
時間の止まったホームです。

山上側 坑口
今回は隧道があるので訪問していますが、
廃止後間も無い設備の迫力に霞んでいます。

信号機で交互通行の安全を確保していたようで、
脇には電話線かな?碍子が残されていました。

西風さんの協力を得て実測してきたデータは下記。
延長48.8m、幅員3.7m、高さ4.8m。

屋島登山鉄道
時速9kmで、5分間かけて登山口駅と山上駅を結びました。

距離は858m、高低差265mのスペックで、
最大傾斜44.7%、最緩傾斜20.2%、
軌間1,067mmのケーブルカーです。

開通は昭和4年4月21日、戦争中に不要不急路線とされ
施設の大部分が撤去されてしまいましたが昭和28年再開、
そして平成17年8月31日に廃止届が受理されました。

隧道 内部
設置されている電灯は木電柱に付いていそうな物、
全線に渡ってこのタイプが残されていました。

その内の一つが老朽化で落ちていたので、
電球は何かなと思って接近・・・珍しいハリソン電機!

「Harison」は自動車用ウェッジ球と液晶のバックライト用陰極管で
世界のトップシェアを持つ会社なんだそうです。(現:東芝ハリソン)
メールで情報を頂きました。ありがとうございます。
ハリソンは愛媛県今治市にある会社なので縁があったのかな?
※撤退しました。

登山口方向を望む
天井に補修痕があります。

トンネル上部の山が小さいので、山を掘りぬいたというより
ロックシェッドとしての意味合いが強そうでした。

架線柱まで昭和チックに見えるのは気のせいでしょうか?
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