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マンガン
バケット 
レールで動かす物ではなく索道に吊るすタイプでした。

周辺を合わせても3つほどしか落ちていなかったので、
この索道の距離は、かなり短いものと想像されます。

そこで、こちらと対岸を索道で結んでいたのかと思い、
対岸を観察してみると人口の穴が複数ありました!
まぁ、川の本流が立ちはだかって近寄れませんが。。

第二ホールへ 
坑口入ってすぐに縦横10mほどの第一ホールがあり、
第一ホールから北方向へ5mほどのドリフトを抜けると、
第一ホールを倍する規模の第二ホールが現れました。

画像は第一ホールから第二ホールへ向かう
ドリフト(横坑)を第二側から撮影しています。
この二つのホールを採掘のメインとしたようで、
他には小さな窪みが幾つかあるだけでした。

第二ホール上部 
第二ホールから続く坑道は、0mレベル(仮)から
少し高い位置に第一ホールへ戻る大き目のドリフトと、
北側天井から直上へ抜けているシャフトがあるだけです。

このシャフト(縦坑)の大きさは縦横1.8mほどの円形で、
足場が撤去されていることから、進入は不可能でした。
とはいえ、真上は現役県道が通っているので、
あまり長くは掘り進められていないと思われます。

第一ホールより 
内部探索を終え、唯一の出入口へ戻りました。

ちょうど、持ち込んだ脚立が写りこんでいるので、
坑道の大きさの目安にして頂ければ幸いです。

坑口から数mで川の本流となっているので、
坑口前のスペースはほとんど存在しませんでした。
また、増水したら坑道内にも水が入ってくるようです。

王子社 
鉱山の名称は細野鉱山と判明していますが、
これは大字名である「細野」から取ったようです。

細野をはじめ、この周辺は古くから石鎚山への
信仰心が強い地域であり、登山道でもありました。

細野鉱山の近くにも画像の王子社があります。

子安場王子 
この王子社は、廃隧道の真上に位置しています。

廃隧道のレポートはこちら ↓
愛媛県 No.18 河口隧道再訪編

この子安場王子社も、かつては登山口に鎮座する
由緒ある場所であり、細野覗きという二つ名を持ちました。

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