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石組+素掘り

地図
東平地区はこれにて一旦〆。

往年、別子銅山を支え続けた第三通洞は
マイントピア東平の最深部に存在しています。

中マンプより
小マンプ、中マンプを横目に進み、
道の駅の最深部にある寂れた公園から見ています。

第四通洞が完成するまで第三通洞から搬出された鉱石は
第三通洞のある東平地区より端出場地区まで索道で降ろされ、
端出場で下部鉄道に積み込まれていました。

第四通洞は第三通洞の直下580mに位置し、
内部で大立坑によって結ばれていたので、
完成後は端出場まで直に鉱石を降ろせるようになっています。

第三通洞(八番坑道準位)
第三通洞は明治27年(1894年)に起工され、
明治35年(1902年)8月に8年の歳月を掛けて
八番坑道内の東延斜坑底まで造られました。

その距離はなんと1,818mにもなります!

通洞の手前の橋には今でもレールの痕跡を
はっきりと見ることができました。

通洞の幅員は3.35m、高さは3.73mです。

第三通洞手前にて
第三通洞の手前にある右側の沢は寛永谷、
左側の沢は柳谷と呼ばれており、
通洞の直前にて暗渠内で合流しています。

この写真は柳谷のそばを通っている、
銅山越と呼ばれる峠道への登山道。

この先には銅山峰ヒュッテが登山客を迎えてくれ、
その傍らには第一通洞が現在も残されています。
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