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コンクリ+素掘り+吹付け
地図 
国道33号線「三坂峠」を走って気付く方も多いはず、
道路脇につづら川集落へと続くトンネルがあります。

以前は小さな素掘り隧道でしたが、三坂道路工事に合わせ
工事用道路として使うべく改良されてしまいました。

また、「つづら」の漢字は「草冠に縮」を充てるようですが、
常用漢字では無いので仮名で表記しています。

つづら川集落は、昔の旧坂本村にある一部落でしたが、
現在は県庁所在地でもある松山市になりました。

国道側 坑口 
すっきりさっぱり改修されて綺麗に。

以前は、心霊スポットにされたこともある
「ほら穴」だったのと比べると激変です。

ほら穴のままだと幅員が足りず、工事用
ダンプの安全が確保できなかったとのこと。
改修の際には地元からも寄付が行われました。

内部 
素掘りに吹付け。
しかし、これほど綺麗に施工されているとは!

平成になってからの改修ゆえ流石でした。
他の場所で見たことが無いほど滑らかです。

また、以前は照明が水銀灯2〜3個だったのに対し、
蛍光灯に換わって数が増えたので明るくなりました。

扁額 
扁額はトンネル表記で左書き。
当然ながら銘板も設置されております。

隧道データを下記に。
平成10年改修
この年、長野冬季オリンピックが開催されました。

延長113m、幅員4.5m(有効4m)、高さ4.5m(有効4m)。

つづら川側 坑口 
こちらも綺麗なものです。

画像右手のフレーム外に隧道改修記念碑があり、
その裏手から峠へと繋がる旧道がありました。

ここは国道の喧騒から一変して閑静な山間集落。
トンネルの坑門脇にバイクを停め、いざ旧道へ。

峠へ 
開通記念碑の裏から延びるこの道が峠への道。

人一人分の狭い幅員で造られた道であり、
入口付近に道祖神が祀られていました。(画像中程左)

始めはいいのですが、途中で膝丈まで雑草が茂り、
この時期は蛇が出る気配がします。(おちゃちゃ立入不可)

トンネルが出来るまではこの道がメイン、
集落の人が松山に出る為の大切な道でした。

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