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コンクリ巻

地図
かつて、同じ四国の道後温泉と並ぶ温泉街として
隆盛を誇った塩江温泉へ向かう線路がありました。

それは高松琴平電鉄の支線のような存在で、
琴電仏生山駅から塩江温泉までガソリンカーと呼ばれる
広軌の軽便鉄道が走った塩江温泉鉄道です。

今回は、町道として廃線跡が利用されている路線に残る
隧道を2本まとめて訪問しました。

※H.17 9.26に塩江町は高松市になりました。

町道標識
特にガソリンカーのことは書かれていません。

町道となった現在も川沿いに進むこの軌道跡には、
全線で唯一の駅跡となる中村駅のホームが一部残っています。

また、廃線跡を利用して造られた道路の一部は
サイクリングロードに再整備された場所もありました。

橋台
河北八幡神社前に橋台が残されています。

さすがに橋は町道に転用されなかったようで、
橋前後の築堤も綺麗に残されていました。

中村トンネル 仏生山側坑口
馬蹄形の坑口が鉄道時代の面影を残しています。

現在も現役の町道として利用されており、
写っているおっちゃんによると草刈やゴミ拾いが
地元の方により何ヶ月かに一度行われているそうです。

内部
全面コンクリ巻で施工。

塩江温泉鉄道は昭和4年に開業し、
22kgレールを利用していました。

総延長は16.25km、軌間1,435mmで
非電化という特殊な軌道だったそうです。
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