HOME二本松隧道
完全閉鎖
ツルガ池 
この廃線跡には、一つ面白いエピソードが。

廃止2年後の昭和63年5月20日、松竹映画の
ダウンタウンヒーローズという映画ロケの為、
坊ちゃん列車のレプリカがここを走りました。

たった一度とはいえ、本物の汽車が再び走る光景を
地元の人は大きな喜びを持って迎えたそうです。

竹やぶ 
レールの残されている場所が再び。

丁度、頭上の国道(改良により旧道ですが。)にある
たこ焼き屋さんの辺りです。たこ焼き屋の横から
杣道を通ってこの場所へ降りてくることも出来ます。

私も、帰りはこの杣道を使って帰ることが出来ました。

隧道現る 
不法投棄が目立ち始めると、
ついに隧道が目の前に現れてくれました。

残念ながら完全にコンクリートによって塞がれ、
隙あらば内部を覗こうという想いが砕かれます。。

まぁ、周囲の荒廃した状況を考えれば妥当ですね。
この辺りは泥が深いので長靴をお勧めします。

西側 坑口 
坑門前でレールが途切れていました。
内部にレールは残されていないようです。

意匠は、三重石積の迫石に石組みの坑門、
扁額は儲けられておらず、内部からじわじわと
水が滲み出していました。逃げ場を失った水で
内部はかなりの高さまで水没しているようです。

その坑門前には有刺鉄線の柵を張っていたことが伺える
黄色い鉄棒が2本残されていました。(1本は倒壊)

ここから、反対側の坑門を確認すべく峰越えに挑戦!

直登開始! 
隧道の真上に上がり、道なき山の斜面を
無理やり登って反対側を確かめに突撃です。

その途中、思いがけない発見もありました。
1934年の碍子です。1934・・・昭和9年の物!
昭和9年と言えば内子線が国鉄デビューした年!
照明などの電源供給用に用いられた物でしょうか?

全く道の無い場所で見つけたので不思議でした。
そしてこの後、根性で山を登りきり、コンパスで
方向を確かめながら反対側坑口を探すべく山を
直降!滑るので登るより降りる方が怖かった。。

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