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コンクリ巻+素掘り

金砂湖側 坑口
こちらはコンクリ施工など無し。

コンクリ舗装が無ければ鍾乳洞と同じです。
また、林に太陽が遮られるので暗く湿っていました。

隧道を両方から掘り進んだ為でしょうか、
ずれた分だけ内部はクランク状になっています。

落石しやすい地層も独特?

坑口
ほら穴。

金砂湖側 旧道
こちらは完全に歩道となっています。

この先に廃墓地や旧橋と言える翠波橋が架かっており、
湖畔散策用として機能していた時期もあるそうです。

一応、今も湖畔の散策道として機能しているかな?
遊歩道となる前はれっきとした生活道路でした。

この遊歩道を進むと、湖畔に水没した墓地や
建設省が立てた境界示標などが散見されます。
最終的には翠波橋の袂にて遊歩道は終わっていました。

翠波橋
昭和28年に架橋された翠波橋。(車不可)

この人道橋が架る以前は、野猿と呼ばれる貧相なゴンドラか
渡し舟しか対岸に行く術がなく、物資の輸送はもちろん、
郵便局や学校の行き来にも苦労が絶えなかったそうです。

ダム完成前は、小学生の勤労奉仕で川に大きい石が敷き詰められ、
その上を渡れるようにした仮設橋(飛び石かも)も造られたそうです。
しかしそれも大雨毎に流され、使用できたのは一年の僅かな間でした。

その為、翠波橋は期待を背負った待望の永久橋として迎えられたそうです。

翠波橋と国道の合流付近
平成4年4月に県道9号(新居浜山城線)から
国道319号に昇格されました。

しかし写真のように道の改修はまだまだ発展途上、
台風や大雨が来る度に土砂崩れによる通行止となります。

その復員と険しさゆえ、愛媛で有名な酷道ですが、
新宮方面から至る所で改修工事が行われています。

路面はひび割れ、カーブに土砂が積もる酷道も、
見納めとなる時期が必ず来ると感じさせられました。
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