[HOME]第一宮ノ越隧道
コンクリ巻+素掘り+鉄条網+水没

水没の原因は
隧道内部は東側が低い片勾配で設計されており、中央付近に
堰を造ったせいで、西坑口から中央にかけて水没していました。

しろさんが撮ってくれた私の水没突破中の写真
深さが50cmほどあったので長靴は瞬時に終了します。

隧道内部に、なぜこのような堰があるかというと、
豪雨災害や増水時に、西側の山から出水した水が、
隧道内を走って県道46号(中村宿毛線)へ土砂ごと
出てくるのを防いでいるようです。鉄砲水は怖い故。

東側を望む
こちらは、西側より大規模な堀割で隧道を迎えています。

しかし、この先で何処に繋がっている訳でもなく、
車道規格の道はここで終点となってしまいました。

掘割、築堤、隧道をせっかく造った道路なのに、
それらを全く活かせていない不思議な道形です。
設計の方向性がよく分からん・・・。

東側 坑口
そして、フェンスの脇が厳しくて出にくい・・・。
しかし、水没しているのを戻るのは嫌だ!それに、
こちら側へ続く廃道を発見できていないので、
確認すべく頑張って有刺鉄線と上部の間を潜り抜けました。
背の高いしろさんには少しきつかったそうです。

ところで、東西両方の坑口写真ですが、
私は撮影を失敗していたのでしろさんに頂きました。
本当に助かりました、ありがとうございます。
人間、落ち着きが大切ですね・・・。orz

東側 旧道
宮ノ川トンネル付近までは、見事なまでの杣道。
道幅は1mほどしかなく、線形もつづら折れの急勾配。

やはり人間用であり、車道として開通していません。

この後、ちょっとした薮と小さな谷を越えると
彷徨っている時に見かけた行き止まりの一つに抜け、
「まさかここかよ!」と二人で苦笑しました。

惜しくも、隧道寸前の場所までは到達していたようです。

抜け道
この先、野バラが嫌だったので斜面を駆け下りて県道46号へ。

ところで、東側の旧道にあった舗装路と標識柱ですが、
現道の宮ノ川トンネルへの工事用道路だったようです。

(お約束)
今回は立入禁止であろう場所に進入しているので
真似をしないで下さい。事故の危険もある隧道でした。
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