[HOME]第一宮ノ越隧道
コンクリ巻+素掘り+鉄条網+水没

薮突破!
酷い薮漕ぎの距離は100mほどで、
谷間に入り、やっと路面が安定してきます。

ここまで頑張ってきたなら隧道までもう少しか?
果たして隧道はまともに残っているのでしょうか。。

ここにも薄くダブルトラックの痕跡がありました。

間知ブロック
一箇所、道は築堤を通って谷を越えます。
その築堤を見て「軌道があったのではないか疑惑」が発生、
果たして軌道だったのでしょうか?勾配もそれらしいし
施工が簡単な橋ではなく築堤ときたら…もしかするかも?

と思っていましたが、村史によると生活道として整備されたが、
線形が不便で余り使われないまま廃れたのだそうです。

この写真は、築堤のそばにある擁壁。切石の谷積みで施工され
磐石の構え。総工費176万円の大工事でした。

西側 坑口
ついに発見!初めから西から進入していれば
20分ほどで発見できたのですが、これは結果論。

廃隧道の迫力ある姿と、なにより現存に興奮しまくり!
しろさんがくるまでの数分、奇声と奇行を繰り返します。

昔、地元でコウモリトンネルと呼ばれていたらしいので
生粋の素掘りと思いきやコンクリも施行されていました。

西側を望む
フェンスはあるものの脇が甘い!

この隧道の名称は、宮ノ川隧道だと思っていましたが
第一宮ノ越隧道だとα星さんから情報を頂きました。

ポータル付近のコンクリ巻は薄くて短くなっており
その為か、コンクリ施行が途切れた場所の天井には
穴が開いてしまっており空が見えていました。

荒い素掘り
隧道データを下記に。

昭和26年(西暦1951年)完成
この年、日本航空こと現在のJALが誕生しています。

延長76.1m、幅3.2m、高さ2m。
※諸数値はα星さんが県庁に問い合わせてくれました。感謝。
P1 P2 P3 P4
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