松山空港 地下トンネル
RC造 ボックス型通路
南側 坑口 
何かの資料で、遮断機が開くのを待っているトラクターの
写った古写真を見かけたのですが、なぜか出てこないので
見つけ次第、あらためて巻末に紹介したいと思います。

その遮断機付農道が現在のアンダーパスに改められたのは、
昭和41年に起きた全日空松山沖墜落事故の影響です。

内部 
事故を契機に滑走路やレーダーなど、航空保安施設の
拡充が急務とされ、滑走路が現在の2,000m級へ延伸されます。

同時に、全日空松山沖墜落事故の件が国会で審議された際、
松山空港を横切る遮断機農道が、地方空港が未整備である
象徴として追及されたことにより、空港整備とあわせて
地下道化が推進されることとなりました。このアンダーパスが、
全国の地方空港の安全を啓発する、第一歩となったのです。

中央部 
現在でも農耕車優先であるため、幅員制限1.5mであり、
両坑口付近には、制限用の鉄杭が設置されています。

また、アンダーパスの建築幅が約4mとなっていることと
壁の圧迫感もあって、軽四同士でも離合が難しく、
中央付近に離合用のスペースが設けられていました。

画像右側にあるラインは、自転車歩行者用の歩道です。

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