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多くの人が目にする穹窖砲台

脱出!
無事に外に出ることができました!

元々は完全に閉塞していたのでしょうが、
長年に渡って土砂が内部に流れ込んだのかな?
上部にわずかな隙間ができていました。

こちら側から進入することができるのなら、
危険な海側からのアプローチは不要となるので
今後の調査があればこちら側から攻めようと思います。

脱出中
この出入口は、島にある漁業施設裏の斜面です。

施設から斜面を直登していくと、
山肌の中腹辺りにひっそりと残っていました。

薮の無い時期に、怪しげな切通しを探せば分かります。
(写真中では枯れた木のやや右上辺り。)

御籠島全景
この日の合同探索はこれで終了。

元自衛官さん、後輩さんとデミオ(車)さんのお陰で
長年に渡り謎だった穹窖砲台の内部画像を
手に入れることができました。感謝!
なお、レポートは第二砲台編となるNo.5に続きます。

元自衛官さんのHPはこちら。「demioが行く」
千葉県、房総半島周辺の穴に潜りまくっています。

穹窖砲台付近
この鼻に穹窖砲台はあります。
前レポで紹介した第一砲台と違って、
終戦時まで砲が据えられていました。

前述した海難の慰霊碑(祠)は岩場の上、
左の方に建っているのが分かるでしょうか?

天気が良く、風も穏やかだったので全日程を
無事に終えることができました。

おまけ
帰り際に灯台を見ていると・・・
「あれ、穴ではないかい?」と皆の意見が一致。

下の海岸から岩場を伝って登っていけそうだったので
探索終了の予定を変更して接近を試みてみました。

おそらく爆破により吹き飛ばされたと言われる
穹窖砲台までの通路だったと思われます。

灯台の右斜め下、中腹辺りに注目。

おまけ2
しかし、近くの岩場から覗いただけで閉塞が判明。

高さ2m、幅1mほどの小さな物で、坑門付近で閉塞、
そのサイズから人道用のトンネルだったようです。

反対側の坑口も確認するべく裏手に回ってみましたが、
こちらは斜面がきつく足場も無いので接近が困難でした。

また、要塞時代にトンネルまで続いていたであろう
通路の痕跡も全く見つけることができませんでした。
微妙に謎が残りましたが、灯台周辺はこれにて了とします。
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