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多くの人が目にする穹窖砲台

御籠島(みかご島)
現在は養殖場ができたので陸続きとなりましたが、
要塞が現役だった頃は半島と島が繋がっておらず
ボート(大発?)で行き来をしていたそうです。

島に渡った後は、簡単にこの砲台までたどり着けます。
写真には写っていませんが、海難事故による
遭難者を祀る祠が漁協によって建てられています。

この砲台の位置は御籠島(大島)の最も西側にあり、
九州側の突端にトーチカが開口していました。

拡大
こちらにも38年式12cm榴弾砲が据えられていました。

ところで、砲があれば狙いを定める為の施設、
観測所か測距儀が他にあるはずですが見当たりません。

灯台付近に据えられていたのかもしれませんが
今後の調査で明らかにしていきたいと思います。

坑門
こちらのトーチカも支保杭が木製です。

よく見れば当時の迷彩模様も残っており、
爆破の影響も灯台直下の物より小さく感じました。

こちらは内部に入るのにラペリングなど、
特殊な技能は必要にないのですが・・・。

接近中
昔、この場所で兵士が1名滑落して死んでいます。

トーチカ内に入るだけなら、後から紹介する方法で
簡単に到達できるので絶対に真似をしないで下さい。

チャレンジャーの後輩さんの姿と崖の関係を見れば
その危険っぷりが伝わるかと思います。

内部へ
何だかんだと言いましたが私も進入、
風のない日だったのでどうにかなりました。

台風の日などに内部まで風が吹き込むのでしょうか、
地面には海砂が薄く積もっています。

遊歩道沿いの戦跡は心霊スポットとして弄ばれていますが、
ここは誰も到達できないので落書きも無く綺麗な状態です。

南側トーチカ内部
もちろん坑門付近には砲座の痕跡が。

飛行機と物資の消耗戦となった大東亜戦争時で
上陸地点に無い要塞は時代遅れとなっていました。

近代戦には役立たない時代遅れの要塞だった為か、
砲座やトーチカなどは徹底的な爆破を逃れています。
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