佐島隧道

佐島隧道

銅精錬施設＋廃墟群

海食洞？

ゴミの漂着で汚くなった砂浜。

その先の丘に三つの海食洞があります。
左の二つは奥行き1～2mほどの小さな凹みですが、
一番右のものは隧道状に貫通していました。

南の海食洞

自然に穴が開いていたのでしょうが、
ほんの一部に人の手が入っているようでした。

とは言っても、落ちそうな岩を予め削ったか、
海水浴客がいたずらしたのか分からない程度です。

通り抜け

記念に通っておきました。

第二の穴を抜けて

見えている島影は地大島。
穴を抜けても何もなく足場も悪かったです。

展望台に登る道路の痕跡は見つからなかったし、
雨が降ったり晴れたりする変な天気だったので
長居をせずに精錬所に向かって移動を再開します。

海水浴場内

砂浜というよりも・・・。

精錬所から出たカラミと呼ばれる鉱石のカスは、
真っ赤に燃えた高温のまま海中投棄され小爆発を起こします。

その時、飛び散った物が水砕カラミと呼ばれる真っ黒な小石で
写真のように砂浜は水砕カラミに覆われて黒の世界に。。。

砂浜

精錬所がなくなって半世紀以上が経つというのに、
砂浜はいまだ水砕カラミに覆われ真っ黒なままです。

砂浜に限らず、海中までもが真っ黒になっており
人間の自然破壊活動が少し恐ろしく思えました。

海水浴場として定着しなかった一つの理由は、
この真っ黒で角の立った小石の存在があります。