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石組み+コンクリ巻

地図
「一泊二日旧隧道の旅」と称して、
隧道を見て周ったときの記録です。

ほっかむりCRM80、私DT125Rの
オフロードバイク二台で訪問しました。

笹之越隧道から訪問
R56の影野駅付近から県道323号に入り、
元林鉄だと言われている道路を進みます。

実は、ここが林鉄跡かどうかの自信はないのですが、
森ヶ内林道松葉川線の支線?がこの周辺を
走っていたのは間違いありません。

東側 軌道跡
緩やかなカーブと、軌道にしては急な坂を進むと
隧道手前に広場が待ち構えていました。

この付近には、ヒロハチシャノキという銘木?があり、
世界で最も南で確認されている個体だそうです。

笹之越 東側坑口
坑門は見事な石組みで作られており、
内部はコンクリが用いられていました。

これは大正時代から昭和初期の隧道の特徴なので、
隧道が林鉄時代のまま使用されているように思います。

ちなみに地形図や道路地図では「笹の越」と
表記されることがほとんどなのですが、
扁額は「笹之越」となっていました。

笹之越 内部
隧道前で急カーブ。

隧道は今まで見てきた他の林鉄の物より
一回り大きいと思いました。
森林鉄道にしては珍しい複線だったのかも?

※後日に教えて頂いた情報によると、この隧道は
軌道と車道が併走していたそうです。
軌道廃止後、完全に車道化されたとな。面白い!

扁額
隧道データを下記に。

昭和23年竣工(車道化工事の起工年?)
この年、礼文島で金環食が観測されています。
延長78m、幅員4.5m、高さ4.5m。

扁額内にも昭和23年の文字があり、
JR影野駅まで土讃線が延伸したのも昭和23年。
影野駅では、林鉄から木材の積替えがあったので、
微妙にリンクした動きだったのかも知れません。
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