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石組み+コンクリ巻

川原越 内部
こちらもコンクリ巻。
擁壁部の歪なコンクリートが年月を感じます。

総コンクリート巻で作られた道路用隧道は、
徳島県の松坂隧道(大正10年)が日本最古と
言われているので、この川原越隧道について
大正8年竣工時は素掘りだったと考えています。

その前にポータルが石積みで構成されているので、
当初からコンクリで内巻が造られていたとしても
日本最古の「総コンクリート製」とは言えないかな?

川原越 扁額
隧道データを下記に。

大正8年竣工
この年、ヴェルサイユ条約締結により第一次世界大戦が終結。
ビスマルク諸島が日本の委任統治領となりました。

延長91.6m、幅員4m、高さ4.5m。

コンクリートと言う材料が用いられ始めたのは大正時代、
道路構造物では、大正末期から使われたとされています。

川原越 東側坑口
この隧道、地形図や道路地図での表記は
「河原越隧道」とされていましたが、
隧道に関する資料と扁額は「川原越」でした。

扁額を重視しておけば間違いないと思うので、
レポートでは「川原越隧道」を採用しています。

県道324号
隧道を抜けると再び怪しい道に。

せっかくバイクで訪問したので、
バイクの写真を一枚載せておきます。

ほっかむり&CRM80(HD-11型)。

そのままR56へ
県道324号をR56へ抜けるとJR仁井田駅付近にでます。

とっても怪しい県道(険道)でしたが、
オフロードバイクだったので楽しく走行できました。
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