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石積み+煉瓦巻

内部
天井の高さまで不法投棄されたゴミにより非常に危険。

足がゴミに取られ、踏み間違うとゴミの中に沈んでいきます。
当日は膝丈の長靴と仕事で使用している防塵マスクを着用して
臨みましたが、正直二度と入ろうという気はしません・・・。

せっかくの石積み坑門と、内部の煉瓦巻なのに、
これではとても鑑賞して楽しむことはできませんでした。

早期の撤去と投棄者の逮捕を願っています。

中心部
坑口から50mほど進んだかと思われる地点で、
ようやくゴミの量が減り始めました。

冷静に観察してみると、擁壁部はイギリス積み、
アーチは長手積みで組まれているようです。

その煉瓦積みには、ある程度の歪みが見られますが、
積み方の問題であって耐久性はありそうでした。

退避坑
ここも煉瓦で器用に組まれています。

ゴミのせいで全体を見ることが出来ないのが残念ですが、
一部を見ただけでも煉瓦職人の技術の高さを感じました。

照明
鉄道の隧道に蛍光灯の照明があったとは思えないので、
後年、倉庫として利用されたときの物ではないでしょうか?

廃線後の一時期、隧道の三間町側の坑口に扉が設けられ、
地元の方が倉庫やキノコ栽培に利用していたそうです。

そして、さらに驚くことに戦争後の混乱期に
住宅として利用された時期もあるそうです。

閉塞部
ゴミも無くなり、表土が見え始めたと思ったら閉塞。
しかし悪臭と害虫は相変わらずです。

ここには枕木が敷設されたままになっていました。
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