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素掘り+ボックスカルバート

東側 坑口
林道の脇から斜面を降りて入口に接近。

後年整備された林道により本来の入口は埋め立てられましたが、
幸いなことにボックスカルバートにて道が確保されていました。

この無機質なコンクリのトンネルを進むと隧道に出会えますが、
一見すると水路のようなパターンは初めての経験でした。

坑口より
ボックス内に立入る前に振り向くと、
作業道が廃村となった奥栗集落方向へ延びています。

しかし、作業道と隧道には高低差が生まれており
地形図に掲載されている本来の道筋は消滅していました。

ところで資料とした地形図「手結」、当時の定価で35円!
私が手に入れた金額はその20倍以上だったりもします。

いざ内部へ!
ボックスカルバート内は少し水没しています。

しかし、その水の中を歩かなくて良いように
誰かが置石をして濡れないように足場を確保していました。

こんな山奥の隧道でも作業か何かに使われているようです。
これにはやや驚きましたが、隧道の先にある花地区から
かなりの距離を誰かが山の手入れに来ているのでしょうか?

本来の内部
無機質でも美しく整形されたボックスは短く、
隧道はすぐに本来の姿を取り戻します。

牛や馬は通れたと思われますが、小さな人道サイズの
掘り抜きで造られているため馬車も通れそうにありません。

よくぞ今まで残っていてくれたものだと感動!
小川川林鉄で山歩きした直後に訪れたので
参加者全員が疲労困憊でしたが吹っ飛びました。
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