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伊予鉄道橋梁
煉瓦巻
アーチ部分
丁寧に施工された長手積み。
表面はやや傷んできていますが、根本的な痛みは見られません。
これからも長く存在していて欲しい物件です。
三津線他、複数路線を持つ伊予鉄は改軌と電化を進めている最中に
ライバルだった高浜線のみの愛媛電気鉄道を吸収合併します。
これにより伊予鉄単独路線として三津線と高浜線が繋げられ、
現在の高浜線が形成されることになりました。
また、残された区間の改軌と電化が更に進められ、
昭和6年10月、最後に森松線の改軌と電化が完成しました。
西側 坑口
現在、このアンダーパスがある横河原線は
通勤通学になくてはならない路線となっています。
また、高浜線・郡中線・市内電車も通勤や観光に活躍中です。
残念ながら、森松線は改軌&電化後も車両限界サイズが
軽便のままだった為、昭和40年に廃止されてしまいました。
現在は、併走していたR33にバス路線が設置されています。
頂上部
パラペットを斜めに仕上げることで
ねじりまんぽを用いずに斜交供渠としています。
ねじりまんぽだったらもっと珍しかったかも?
でも、煉瓦を一列ずつ斜めに積むことによって
道路と線路の斜め交差を解決するのも見事な職人芸。
移動
通りはこんな感じ。
アーチ橋の竣工は明治26年
この年、国家「君が代」が制定されています。
延長約5m、幅員3.03m、高さ2.5m。
第26号橋梁を走る電車
場所を移動してもう一つの見所へ。
移動の途中で電車がやってきたので撮影しました。
ところで、伊予鉄で使われている車両形式は、
素人目に見ても郊外電車だけで4種類以上あるようです。
路面電車まで含めると・・・日本一とは言えないまでも、
バラエティ豊富な私鉄であることは間違いないでしょう。
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CGI-design