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井内峠隧道
コンクリ巻
井内峠隧道
国道11号線から分岐して、バイクを走らせること
約20分、狭い道の先に井内峠隧道が見えてきました。
尾根に程近い山奥に出現するモータリゼーション也。
この峠は明治年間から久万高原町直瀬地区と、
東温市井内を経て松山市を結んでいました。
直瀬からは、産出した木材や炭などの農産品を、
松山からは生活物資や嗜好品が送られています。
旧道へは・・・
トンネルのすぐ手前から西方向へと伸びる峠道。
本来の峠は
トンネルの直上付近のようで、
旧道の法面には立派な石垣が見えていました。
この日は、あいにくの天気で登頂を断念しましたが、
峠まで少し
の距離なのでいつか訪問します。
東温市側 坑口
直線に掘られたコンクリ製の馬蹄形隧道。
高度経済成長期に相次いだ林道開削の一つで、
当時の林道によく見られる大量生産型です。
扁額
と
銘板
も現代的な物でした。
昭和53年竣工、封書50円・葉書20円の時代です。
延長124.7m、幅員4.2m、高さ4.5m。
内部
井内峠の標高が1,088mで、このトンネルが1,050m、
新道開通により38mも標高が下がっています。
雨天のせいか、
水分豊富
でフラッシュ撮影が
できないほど、隧道内は湿気ていました。
霧が出ていて
東温市側
の展望が悪くて残念。
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