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素掘り+コンクリ巻

冬季用トンネル下流側
凍り付いて滑る急な階段をやっとこさっとこ降りると
先ほど見たトンネルの出口がありました。

この辺りに猟犬の足跡が無数に残されており、
周辺の山に猪や鹿が豊富に居るのか猟が盛んなようです。

冬季用トンネルを使えば安全にアプローチできるのですが、
施錠されている&施設内なので、当然使用しませんでした。

いざ隧道へ
この位置から既に隧道が見えていました。

訪問が冬だったのと、硬く締まった雪質のせいで
廃道とはいえ、簡単に近づくことができます。

実は夏場の訪問も考えましたが、薮により見通しが悪くなるのと
保安設備の無い崖っぷちを行くことになるので控えていました。

ダム側 廃道
私が初めてここに隧道が在るという情報を得たのは
小川川森林鉄道でご一緒した自転車乗りさんからの
画像(雑誌内の航空写真)付きメールです。

その後、とっぽ作さんから現地の画像を頂き、
その独特な内部を見て大いに興味が湧きました。

一人では寂しかったので西風さんを誘ったという訳です。

上流側 坑口
自転車乗りさんに頂いた画像を見ると
路面が舗装されていることが分かるのですが、
工事が終わったためか全て剥がされていました。

いわゆる廃道化工事というやつでしょうが、
流石に隧道を崩したり埋めたりはしないようです。

内部
壁が少々崩落していますが、岩を刳り貫いたタイプなので
素人判断とはいえ安定しているように見受けられました。

それより特徴的なのは天井に架けられた支保杭!
元々は落石防止のために簡単な屋根があったのか、
それとも廃止後に造られたのか分かりませんが
一般道には見られない異様な光景が展開しています。

上流を望む
寒波が訪れていたので寒々しい空色でした。

西風さんと道の駅マイントピア別子で集合した後は、
私の軽トラ(4WD)冬タイヤ装備に乗合わせましたが、
この判断は大正解!峠の周辺はツララや路面凍結があり
四国じゃなく東北かと思うような状態になっています。

元々2車線幅があるところも1車線まで狭まっており、
東北在住経験のある私は、ちょっと懐かしく思いました。
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