土佐石灰工業 大平山鉱山
完全閉塞
地図 
土讃本線と一部共用していた鉱山鉄道跡です。

斗賀野駅付近には特徴的なホッパーが残っており、
土佐の名建築にも指定されている象徴的存在でした。

しかし!!・・・平成20年2月に訪問してみたら、
ホッパーが消失していたのです!今更何で?という、
驚きと勿体無いさの寂寥感を強く感じてしまいました。

私自身も衝撃を受けた、近年稀に見る廃線の変遷です。
平成2年に測量された地形図はこちら。

跡地 
我ながら信じられませんが、ホッパーがあった場所です。
御覧の通り、全く何も残されていませんでした。。

石灰石のズリできれいに整地されており、
あまりの変貌に言葉を失ってしまいます。

更地 
建屋と共に、踏み切り跡やベルトコンベヤーも
奇麗さっぱりと撤去されています。

2月の寒さが、余計に身に染みる光景でした。

寂寥感 
いつか来るとは思っていましたが、
こうして目にすると寂しい物があります。

土木遺産として認知されていた施設だけに、
無くなった時の喪失感を大きく感じました。

幸いにも、保線小屋だけは残されています。

コンベヤー隧道 
隧道前に建てられていた家屋も坑門に原爆を残して
奇麗さっぱり撤去、整地されています。

建物の中にあった隧道も御覧の通り。

かつては伺うことができた内部も今は昔、
無機質なコンクリートで埋められてしまいました。

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