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素掘り

こんな場所をTNTさんは単車で走破していた・・・。

その走破力と行動力には驚きます。
そして、彼の車(ジムニー)は躊躇なく扱われすぎて
ボコボコに変形しています!かーなり面白い事になっていました。

いや、しかしその思い切りの良さがとても羨ましいです。

第一隧道 東側坑口
こちらも生粋の素掘り。

この隧道も大きく張り出した一枚岩を刳り貫いて造られています。
この路線は断崖絶壁と垂直な岩肌に囲まれた狭い場所を通っており、
この開削はかなりの難工事だった様子が伝わってきました。

道の開削は、村や県からの資金だけでなく
沿線の地元住民の方が各々に資金を出し合って
ようやく開通したと村史にも書かれているそうです。

内部
隧道データを下記に。

昭和19年竣工
この年、大東亜戦争中の一時期、無敵の戦闘機隊を持つと評された
海軍のラバウル基地が連合国の物量攻撃に敗れ孤立しました。

延長10m、幅員3.8m、高さ4.5m。

うの滝橋を望む
戦争中に急いで開拓された道路のようです。

この路線が通るこの辺りは、木材の産出地かつ、
有力な銅山が存在したので戦時中の物資不足を補う為に
道路が開発されたという一面もあるかもしれません。

隧道の規模
この程度の岩なら、今なら間違いなく削られます。

県道の改良は、対岸に道を新たに切開く方法で行われたので
隧道が今でも残っていられるのは行幸でしょうか。

ツエ谷
ここで旧道は、連続する巨大な砂防ダムによって
ぷっつりと途切れてしまいました。

向こう岸まで10m以上あり、流れる水も多いので
ここで旧道探索を切り上げることに。

この砂防ダム工事が行われた際には、
旧道が工事用道路として使用されたはず。
そのお陰で、現在も旧道が通行できる状態なのかも。

全員、無事に隧道を攻略できました。
P1 P2 P3
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