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コンクリ巻と謎の穴
そこで! 
カメラを半水没させて内部撮影を試みました。
カメラが現場監督(DG-5W)ならではの荒業!

しかし、その強力なフラッシュに照らされたにも拘らず
最も奥の構造が入り組んでおり解明できません。。

確認できる範囲に滝のような流れを見ることができ、
奥で水路が段差を設けていることが分かりました。
想像以上に長く水路が伸びているようです。

脱出 
では、ここは何か?答えは工事中の異常出水を防ぐ施設でしょう。

土質の悪い場所に隧道を掘る時、地山の奥にある帯水層から、
予め水を抜いておく為の排水口を設けることがあります。
まず小さな横坑を掘り、そこから取水をし水圧を下げるのです。

そうして発生した湧水は、本坑内にある足元の水路を通っており、
そのまま高知県側の水路へ排出されていました。

建設省のプレート 
国土交通省で設計資料などを取り寄せれば、
どのような工事が行われたか確定できると思います。

ただ、今回のネタは私の範疇ではなかったので、
深追いしてまで調べるようなことはしませんでした。

愛媛県側 大改良 
最後に旧道から見た現国道の改良っぷりを。

古くから存在し、主要な路線であったこの道は
維新志士達が土佐藩を脱藩した街道でもあります。

車時代を迎えると旧道はイクナ酷道と揶揄されましたが、
現在のR197は写真のごとく大改良され全線快走路に。

まさに道路に歴史あり。完。

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