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コンクリ巻

地図
大正町に残る森林軌道の跡をオフ車2台で訪問。

この路線には眼鏡橋と数本の隧道が残されており、
特に眼鏡橋は見所として観光マップにも紹介されていました。

軌道の跡地も散策道として再整備されており、
高知県の林鉄跡の中でも有名な物となっています。

北側 アプローチ道分岐点
R439から梼原川に架かる下津井橋を渡ります。

下津井橋の親柱の上には不思議な十二支の置物が・・・
しかも全部接着されていました。・・・酉だけデカイな。

橋はランガー桁と呼ばれる型式が用いられ、
延長92m、幅員7mで1993年の完成です。

袂には旧橋と思しき橋台の痕跡もありました。

眼鏡橋
下津井橋からちょっと進んだだけで
この蔦に覆われた橋が目に飛び込んできました!

森林軌道のデータを下記に。

名称:坂島林道 坂島線(2級)
距離:6.3km
運営:昭和10年〜昭和32年
管理:大正町 高知営林局 大正署

橋の上
めがね橋は昭和16年〜19年のダム建設によって
森林軌道が敷設替えとなり建設されました。

昭和19年に完成し、その高さは約20m、幅員は2mほど。

電力会社の手によって建設されましたが、
営林署の最高の土木技術を駆使して造られた橋でした。

その美しい外観と土木技術力の高さから
町民に親しみを込めて眼鏡橋と呼ばれているそうです。

軌道跡
林鉄跡は、眼鏡橋を過ぎてしばらく住宅地の中を通り、
田園地帯に緩やかに下り始めます。

今でも築堤はそのまま残されており、
レールを撤去して農道に生まれ変わっていました。

第一隧道 北側坑口
外観だけで林鉄臭が漂ってきています。

極端に狭い幅員にヒョロリとした高さ・・・
幅員2.3m、高さ4.5mといった所でしょうか。

延長は120mほどに感じました。
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