[HOME]北ノ川隧道
素掘り

東側を望む
ほっかむり進入前。

隧道のスペックは測りませんでしたが、
延長70m、幅員2.3m、高さ2mほどでした。

森ヶ内森林軌道は、昭和2年〜の運行ですが、
これは動力がディーゼル機関車となった年です。

工事が起工されたのは明治33年であり、
明治43年に竣工し運行が始まりました。

路面と内壁
当初は、人・馬・犬らによってトロッコが牽引され、
昭和2年にディーゼル化、昭和26年に車道化が起工、
昭和36年、ついに全線が廃止されてしまいました。

内部は湧水もなく、全体的に乾いた印象。
隧道の坑口は東西とも土で塞がれているのに
水没していないのは奇跡的だと思われました。

よほど水脈と縁のない場所のようです。

西側を望む
森ヶ内側は埋めたと言うよりは、
堀割が崩れて自然に塞がれたようです。

足元に懐かしいペイントのコカコーラの缶が!
なんと1988年の瀬戸大橋開通記念缶でした。

1988年(S.63)に隧道を通ったのは林業関係者かな?
20年も前の話になるのですね・・・。

西側 坑口
道床からよじ登って撮影。

背後に木が覆い被さっていたので変な角度の写真です。
ちなみに、隧道内にはコウモリがたくさん。

人が通ったので、パニックを起こして飛び回り始め、
帰りには全て隧道から脱出して居なくなりました。

ついでに、ほっかむりもパニクっていましたが。

カモフラージュ
人為的に坑口を隠している?
倒木ではなく、間伐材が被さっています。

峠の鞍部に近い位置に隧道が掘られていました。

林道
隧道から先は倒木(間伐材?)と崩落のオンパレード!
道も先細りだったので引き返しました。

この先は、反対側からいつか踏破しようと思います。

頭上には、後年開削されたであろう林道があったので
後日、オフロードバイクで走ってみたところ、
赤土系の路面を持つ普通の林道でした。
P1 P2 P3
[編集]
CGI-design