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コンクリ巻+石積み+鉄板巻

扁額
コンクリではなく、石に彫りこまれた扁額が残っています。

要石や迫石をよく見てこなかったのが悔やまれますが、
整形された石が用いられているようでした。

内部
大部分はライナープレートで覆われてしまっています。

鉄板は歩道として供用された時に施されることが多いので
ここも歩道時代に覆われたのかもしれません。
その役目は漏水から歩行者、自転車を守ることにあります。

北側を望む
坑門の付近は鉄板で覆われることもなく、
当時のままの姿を見せてくれていました。

それだけでもありがたいのですが、
なんとなんと、アーチ部が石積みで構成されています。

擁壁部のコンクリは後年の物と思われるので
竣工時は、貴重な完全石組の隧道だったと予想されました。

北側 坑口
こちらも同じく改修済みで、
迫石・要石・扁額のみが当時の姿を守っているようです。

やはり扉の部分は蹴り壊されており、
隧道内に凸凹になった扉が転がっていました。
STOP公共物損壊!・・・恩恵を受けたので説得力無しですね。

土木デジタルアーカイブスに設計当初の
図面が載ってる貴重な隧道です。
P1 P2 P3
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CGI-design