[HOME]河口一号、二号隧道
素掘り+吹付け

河口一号 南側坑口
オーバーハングがついでに隧道となっている様子が
よく分かると思います。

周辺の落石防止対策には目を見張る物がありました。
ロックボルトにコンクリ吹付け、フェンスに鉄柵など
バラエティに富んだ土木技術がつぎ込まれていました。

河口二号 北側坑口
こちらも一号とよく似た外観をしています。

二つの隧道は、離合箇所の少ない短いスパンに現れるので
対向車にバスがやってきた時は少し苦労しました。

見通しも良いい方ではなく、スキーシーズンになると
時々、脱輪や事故を見かけることがあります。

こちらも洞門付
私が免許取立てで無意味にウロウロしていた頃は、
前後のロックシェードがなかったように記憶しています。

あっても、これほど立派な柱の太い物ではなかったような・・・?

ちなみに、傍らにはそのロックシェッドを施工した時の
工事用の足場が残されています。進入するには少し危険ですが。

内部
隧道データを下記に。

大正12年竣工
関東大震災、死者91,000人・行方不明43,400人・・・。

延長18m+3m(洞門)、幅4.6m、高さ4.2m(有効3.8m)。

隧道内より
ここから見えているものは一号ではなく、
県道12号線名物、隧道もどきです。

惜しくも隧道になれなかった岩場で、
片洞門以上に珍しい物件だと思います。
P1 P2 P3
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