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コンクリ巻

扁額
隧道データを下記に。

昭和39年竣工
この年、日本で初めて電卓が発売されたそうです。

延長は944.7m(長い!)、高さ4.5m、幅5.5m。

工事は大手ゼネコンの鹿島建設が行っていることと、
湧水量の多い地質、山深い立地、900m超という長大隧道を掘る等、
当時は技術的ハードルが高かったことが予想できます。

愛媛県側 旧道
しかしこの霧!!高知県側は晴れ間が一部見られる天気なのに、
四国山脈を越える(潜る)と天気が激変しています。

そして隧道が風を吸い込んでおり、このせいで高知県側の
坑口が水蒸気を吹いていたことが分かりました。

自然のままだったら高知側と無縁の気象状況も
隧道を利用して高知側に到達しているとは・・・。

一つの穴が自然に及ぼす影響は計り知れないのかもしれません。

旧道
こちらの旧道にはおにぎりが複数設置されていたのですが、
ポールを除いて全て撤去されていました。

霧の中うっすらと見えるこの大岩があると隧道まで後少しです。
我々は霧で見通しがきかないのと、アイスバーンになっていたので
ここで引き返して高知県側から現道に戻りました。

おにぎり跡
後日、愛媛側の旧道にあるおにぎり跡地を訪問しました。
車の中からの撮影なので車内が写り込んでいて申し訳なし。

愛媛側の坑門そばにある広場から山を下ると
隧道から近い場所に昔の銅鉱山跡があるらしく、
廃トロッコも残っているそうなので再訪予定です。

その際に、この写真は差し替えします。

愛媛県側 アプローチ道分岐点
分岐点に青看板があるので分かりやすいのですが、
Uターン気味に入ることと、旧国道と思えぬ道の小ささで、
ここだと知らなければアプローチに悩むかも知れません。

しかし、新トンネルこと寒風山トンネルの5,432mって
ありえないけど縦にしたら富士山の約1.5倍もありますね。
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