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犬寄隧道(コンクリ巻)旧道

バス停も
犬寄峠には佐礼谷という集落が在り、
一日1本ですが現在もバスが通っています。

峠にある交差点には伊予郡によって大正年間
建立された道しるべが建っていました。

古くから交通の要衝であったことが伺えます。

南側 アプローチ道分岐点
南側は集落に近いので二車線に改良が進み、
当時の面影を限りなく失っていました。

こちらは県道の指定を受けているので当然のように
改良された旧道を進むと東峰トンネルの南に出てきます。

旧道と現道を比べると20分近く短縮でき、
かつ安全に大型車も通行できるようになりました。

現在の犬寄峠
東峰トンネルより南へ数百メートル行けば
旧峠より標高が16m低くなった峠がありました。

この場所の傍らに峠茶屋現役で営業していますが、
なんとこの茶屋、旧峠の茶屋と経営者が同じだそうです。
H26年には、閉店してしまいました。

新道が計画された時、先を読んで店を移転したとか!
蕎麦が有名で、昼には大型車も立寄る繁盛振りでした。

JRの犬寄隧道
最後におまけ項目としてですが、
犬寄峠にあるもう一つのトンネルを紹介します。

この写真は鉄道の犬寄隧道北側坑口で、
国道に続いて峠を貫いた2本目の犬寄隧道です。

延長は6,012mにもなり、鉄道に限ると
現在でも四国一の延長を持つトンネルだとか。
ちなみに、中は総コンクリート造りになっています。

扁額
昭和46年に、国鉄内山線犬寄トンネルとして完成し、
昭和61年になって内山線が全線開通しています。

内山線こと山周り線の開通によって
台風や大雨などの災害があるとすぐに不通となるうえ、
線形も悪かった海周り線から主役の座が移されました。

現在は内子、中山からの通勤(学)や輸送に活躍中、
将来の複線化(もう一本掘る)はあるのでしょうか?

中山町側坑口もリンクしておきます。
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