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煉瓦巻+素掘り

坑門
切石で造られた擁壁上の煉瓦は丁寧に巻かれ、
すぐ先に見える素掘りの部分にも崩落はありません。

しかし、廃道と化して盛り土を両側にされているため
隧道だけでなく、道路全体が水没してしまっています。
長靴があれば問題なく隧道までは到達できますが・・・。

それと、古い絵葉書を見ると要石の上に装飾があるそうな。
仮に装飾要石としますが、既に落下したようで消えていました。
坑口前に堆積している土砂を掘れば出てくるかも?

内部
隧道の中は長靴よりも深く水没していました。

廃線隧道のHPさんが訪れた時にも水没しており、
この水は一年を通して引くことが無いと思われます。

特に私が訪れた日は台風から二日後だった為か、
内部の水深は想像以上に深くなっていました。

今回は向こうが見えている短い隧道ということから
無理な進入はせずに反対側へ回ることにします。

隧道前より
橋、隧道、大きな掘割の三点セット。
さすが旧国道、大工事が連発して施工されています。

現道トンネル
一ノ坂トンネル。

二車線で明るいものの、内部には歩道がなく、
お遍路さんなど人は勿論、車も緊張して通行しています。

銘板
昭和45年竣工、当時は8mの幅員で充分だったのでしょう。

既に竣工から30年以上も年月が経っており、
現在の規格で二車線を引くと、残りのスペースで
充分な歩道を確保することは難しいようです。

美波町側 アプローチ道分岐点
こちらも現トンネルの脇から旧道が派生しています。

この日は、ここまで10本くらい取材をし、
高知県の香美市から一気に走ってきたので
ここで整理も兼ねて休憩をしました。

快走路ゆえ大型車も多く、トンネルには轟音が響きます。
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