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コンクリ巻

扁額
愛媛鉄道は大正7年に軌間762mmで開通。
昭和8年に国鉄に買収されています。

国鉄買収後に、国鉄の標準だった軌間1,067mmへの
改軌工事が行われ、工事は昭和10年に完成しました。

改軌の為、和田トンネルは規格不足により廃止となり
愛媛鉄道時代のままの姿で放置されていましたが、
昭和62年に現在の形に拡幅改修されています。

銘板
和田隧道は大正7年〜昭和10年の鉄道時代と、
昭和10年〜昭和62年の車道時代を併せて69年間供用されました。

長浜町〜内子間、27.9kmで運転されていた
愛媛鉄道時代の昭和5年の運賃は96銭、
国鉄になってからは44銭だったそうです。

内部
総コンクリ巻。

寄り道感覚で訪問したので車の窓から手を出して撮影しましたが、
改修されて面白みの無くなったトンネルという理由で
そのまま公開に踏み切る私。ごめんなさい。

内部より瀬戸内海側を望む
交通量は極少。

車は一台も通りませんでした・・・。

車の窓から手だけを出して写真を撮っていると、
トンネル内を歩いていた地元のお婆さん二人組みが
不思議そうな顔をしながら通過していきました。
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