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コンクリ巻+素掘り

内部
長靴、軍手、懐中電灯を装備して突撃。

坑口付近はコンクリ巻ですが、内部は荒々しい素掘りです。
素掘りの部分にコンクリ吹付け等は行われておらず、
壁を触るとポロポロと崩れる乾いた粘土のような土でした。

透き通っていてとても綺麗な水です。

冷たくて飲めそうなほど・・・
水深は35〜40cmほど、長靴でギリギリセーフ!
路面は硬くしまっており、歩いても土が舞い上がりません。
岩盤の上に立っているのか、舗装されているのか?
かつて経験のない歩きやすい水没隧道でした。

南側を望む
水の音が響くだけの不気味な廃隧道。

このような金具がいくつも残されていました。

照明を引っ掛けていたステーでしょうか?
現役の時には簡単な照明が付いていたのでしょうか、
中には電線が少し付いたままになっている物もありました。

振り返る
長安口ダムの工事用隧道だと思われます。

だとすると、ダムは昭和25年に着工し昭和31年竣工しているので
昭和20年代にこの隧道は造られたのだと考えられました。

ちなみにダムの貯水量は5428万m3!しかし、
現在は流入した土砂で90%以上埋まっているそうです・・・。
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