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映画のロケセット
対空火器 
25mm三連装機銃です。一瞬、実物と見紛うほど精巧でした。
映画「男達の大和YAMATO」では、この機銃座要員が
主人公となって活躍しています。旧海軍のほとんどの
艦艇に装備された機関砲で、日本の空を守りました。

現在の研究では、実戦にて威力不足と指摘されますが、
撃墜のほとんどは、この銃によるものなのも史実です。
また、米軍からは強力な装備として認識されていました。

主砲塔 
このセットの見所は、なんと言っても主砲塔。

本物だと一基の重量は旋回部のみで2,200t!
これだけで駆逐艦1隻に相当する重量となります。
砲身長21m、仰角45度で最大射程約41,000m、
飛翔する砲弾は、高度7,000mに達しました。

大和型戦艦は、この三連装砲塔を3基装備。

千光寺をバックに 
大和型戦艦主要要目

公試排水量69,100t 吃水船長256m 最大幅員36.9m
最大速力27ノット(乗組員証言による29ノット説も有り)
航続距離(経済速力16ノット時)7,200海里:13,334.4km
軸馬力152,000馬力(重油タービンエンジン4基:4軸)
主砲46cm×9門  副砲15.5cm×6門(新造時12門)
高角砲12.7cm×24門  航空機7機(射出機2基)

大和坂を望む 
姉妹艦は4隻、以下の通りです。
1番艦:大和 2番艦:武蔵 3番艦:信濃(後に空母へ改造)
4番艦:第111号艦(尾張?)←起工後、戦局悪化で工事中止。

大和は呉海軍工廠、武蔵は長崎造船所(唯一の民間造船所)、
信濃は横須賀海軍工廠、4番艦は呉海軍工廠で起工されました。

大和の最期は、沖縄への特攻作戦である菊水作戦。
よく片道燃料の特攻と言われますが、実際には燃料満載、
それどころか沖縄への補給物資は勿論、陸兵の給料となる
現金も大量に積み込んで出撃しています。

砲側測距儀 
細かい所も正確に造ろうとしていて好感が持てました。

この大和型戦艦で用いられた数々の先進技術は
戦後、あらゆる工業分野で役に立っています。
現在の造船王国日本を造り上げたことは勿論、
大型探照灯や側距儀の技術は、宇宙技術や天体望遠鏡に、
スタビライザーやバルバスバウは、タンカーや客船の
安全かつ効率的な航海へ生かされることになりました。

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CGI-design