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石積み+コンクリブロック+ロックシェード

ロックシェード内部
隧道前にカーブがあるせいで、
洞門は大きく曲げて造られています。

洞門で隧道全体を見渡せないのは残念ですが、
坑門は総石組みで造られた立派な物でした。

扁額
陶器製の文字盤という変わった扁額を持っており、
これらは洞門の入口に移動させられて無事でした。

隧道データを下記に。

昭和2年竣工
探検家のリンドバーグが大西洋単独横断飛行に成功した年。

延長34m、幅員5m、高さ4.5m。

内部より
通行止なので静かな周辺。

太平洋から打ち寄せる波の音と、
隧道を吹き抜ける潮風の音だけが響くる
落ち着いた空間となっています。

内部
坑門は総石組みでしたが、内部のアーチ部分は
コンクリブロックで、壁は石積施工されています。

大正と昭和の端境期に竣工したので
独創的な石とコンクリの競演となったのでしょうか。

個人的にも、とてもお気に入りの物件です。

ロックシェード
こちらは中土佐町方面を内部から。

見通しが悪く、狭い屈曲路が長く続いており、
昭和44年(1969)焼坂トンネル開通までの
国道時代は相当な難所だったことでしょう。
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