HOME佛ヶ森隧道
コンクリ巻
地図 
お気楽アルプ日記のアルプさんが行った記事を見てから、
その雰囲気に魅かれて行ってみたくなった場所です。

高知県道55号線(大方大正線)とはいえ、
国道56号線及び国道439号線と並走する為か?
未整備で、昔ながらの道筋を残す険しい道路でした。

そんな険道のサミットに隧道が一つ佇んでいます。

隧道より北側 
高知県道55号線の河内神社付近から、
県道は寂しい山間部を抜けていました。

この道沿いの集落はあまりなく、道路上にある
落ち葉や、うっすらと生えているコケを見るに、
通行量がとても少ないことが分かります。

この先に、仏ヶ森(687m)への登山口がありました。

北側 坑口 
仏ヶ森への登山はここに車を置いて行けるようです。

ここで、この地の伝説を一つ紹介します。
「その昔、弘法大師がこの地に千ヵ所の谷があれば
八十八ヶ所の札所を建立しようとしたそうです。
しかし、大師が数えてみると999ヵ所・・・いま一つ
足りないということで霊場にはなりませんでした。

仏ヶ森登山口 
しかし、実は天の邪鬼が谷を一つ隠していたのです。
このことを、とても残念に思った村人たちは、
山頂の社に、天の邪鬼を踏みつけている阿弥陀如来を
木像としてお祀りし、ご本尊にすることとしました。」

このような伝承に基づき、今でも山頂には木像が祀られ、
幾つかは天の邪鬼を踏みつけているように見えるそうです。

扁額 
隧道は、よく見られる山間部のコンクリート製で、
昭和中〜後期に大量生産された形をしていました。

昭和42年竣工
昭和42年まで明治が続いていれば、明治100年という節目の年。
そして、森永のチョコボールが発売された年でもあります。

延長176m、幅員5.5m、高さ4.0m

P1 P2 P3
[編集]
CGI-design