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煉瓦巻

扁額の痕跡?
付いていたような跡はありますが・・・
本当にあったかどうかは不明。

近代土木遺産に指定されているこの隧道ですが、
その紹介欄の中では「夜昼隧道」と「千賀居隧道」の
二つの名称が併記によって紹介されています。

坑口によって名称の違う扁額が付いていたのか、
峠の「夜昼」と本名の「千賀居」が混同したのか謎。

八幡浜市側 旧道
大洲市側と違い、こちら側は好展望が広がっており、
気持ち良く走ることができました。

住宅地もあり、山林も開発されている部分が多く、
眼下には九十九折れを描く旧道が見えています。

旧国道
昔はこの道をトラックやバスが
民家の軒先をかわしながら走ったのでしょう・・・。

この辺りからは意外と直ぐに市街地に抜ける事ができるし、
近くに学校や市営団地もあります。

単なる市道のようにも思えるほど市街地の中を通っていました。

学校の近く
魚が泳ぐ綺麗な川と併走し始めると現国道まであと少し。

勾配もきついカーブも無くなり、
峠を越した事を実感できるポイントになっています。

八幡浜市側 アプローチ道分岐点
ところで、この千賀居隧道は、日本最古の
ループ線形を持つ道路である可能性があります。

鉄道によるループ線の日本最古のものは、
肥薩線のループ線で、明治42年に完成しています。
明治38年に完成している千賀居隧道はその4年前!
しかも、現役の隧道に限れば煉瓦製として最古かも!?
現存する日本最古の煉瓦隧道は、明治16年に竣工した
兵庫県の鐘ヶ坂隧道(廃隧道)とされています。

今後の調査にもよりますが現役最古の可能生大!
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