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コンクリ巻

愛南町側 坑口
こちらはフェンスで閉ざされただけで坑口を見られました。

幅は一車線分でコンクリで巻かれているのに
廃土が詰め込まれてご覧のありさま・・・。

せっかくお宝を目の前にしても、
内部潜入は諦めかなと思いましたが・・・。

扁額
石造りで右書きの扁額。

隧道のデータは下記。

昭和18年3月竣工 
この年は、太平洋戦争のターニングポイントとなった、
日本軍のガタルカナル島撤退が開始された年。

延長266.5m、幅員4.7m、高さ3.6m(有効3m)。

内部
この日は周囲で工事の人が何人か作業をしていました。

図々しくも、その人たちに「入っても大丈夫?」と聞いてみると
「大丈夫とは思うけど、危ねえからやめとけば?」
と、当然のお返事を頂きました。そりゃそうですね。

しかし諦めがつかず、危なくなる前に引き帰すことにして進入。
声をかけ、自己責任で入ったものの真似厳禁でお願いします。

まだまだ大丈夫な部分
坑口付近こそ狭くなっていましたが、
それを乗り越えると中腰で進める位になりました。

これなら閉塞まで行けるか!?と思い前進ペースアップ!
中腰で不安定な砂利の上を進むのは足首が異常に疲れます。

閉塞隧道独特のかび臭さを嗅ぎながら、
全くの無風、暗闇の中を進むのはドキドキもの。

あれ?
ここを訪問した頃は、懐中電灯も貧弱な物しか装備しておらず
真っ暗な中で辺りを見回す余裕はあまりありませんでした。

そんな中、フラッシュで一瞬見えたトンネルにわが目を疑う光景が!
この写真、正面を向いて撮ったのに頭上にやたら空間があり、
顔の正面にコンクリ製のアーチ型が写ってます。

・・・気付かぬ内に崩落した天井の空間内を進んでいました!
崩落があったので(又は大規模なクラックの発生)歩道に
されなかったのですね・・・巻厚も薄すぎるし、現物を見て納得。
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